絶滅危惧種であるアムールヒョウの生態・生息地・生息数の変動について

ヒョウ柄というファッションで人気なデザインの元となったネコ科の動物であるヒョウ。
ヒョウ柄という影響もあって、ヒョウは生活の身近に感じるほど有名な動物ですよね。

ヒョウの中でも寒いところで生活しているアムールヒョウ。
野生のアムールヒョウは、実は世界で50頭程度しか生息していないと言われている深刻な絶滅危惧種とされています。

アムールヒョウについて、生態や生息地・ここ数年の生息数の変動をまとめていきます。

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アムールヒョウについて

アムールヒョウは別名シベリアヒョウと呼ばれているネコ科ヒョウ科ヒョウ属の亜種で、ヒョウの中で最北に生息しているヒョウです。
大きな体とはっきりとした斑点模様が特徴です。

アムールヒョウは一体どのような特徴があるのでしょうか。まずは、アムールヒョウの生態についてまとめていきます。

アムールヒョウの生態・特徴

アムールヒョウは肉食動物で、主に魚やシカ・ウサギなどの魚類や小型動物を捕食し生活しています。
夜行性の動物ですので、狩りは夜に行われます。

木登りが得意で、食料などを木の上で木の葉に隠して貯蓄していく習性をもっています。

毛色はオレンジ色に近い毛色で夏場は短毛だが、冬になると寒さをしのぐため7cmほどにまで長くなり色も薄いオレンジ色(クリーム色)になります。
ヒョウの特徴である斑点模様は他のヒョウよりも大きくはっきりと模様があります。

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体長はオスの場合1.1〜1.4m、メスの場合70〜110cm、オスの体の高さは60cm前後、大きいと80cm近くあります。小学生低学年くらいの子供の大きさくらいあると考えるとかなり大きいですねー!
体重はオスの場合32〜48kg、メスの場合は25〜42kgです。
体の大きさの割に、平均寿命はイエネコと同じくらいの15年と意外と短いです。

アムールヒョウの生息地

野生のアムールヒョウの生息地は、現在はロシア沿岸地方南部と中国の吉林省(朝鮮半島と隣接してる所)の森林のみでしか確認されておらず、かなり狭い範囲にしか生息していません。

かつては、朝鮮半島・中国北東部・ロシア沿岸地方に生息していましたが、朝鮮半島では1962年に確認されて以来、棲息が確認できていません。ちなみに動物園を含めても1972年に死亡したアムールヒョウを最後に朝鮮半島にはアムールヒョウは存在していないのです。

絶滅危惧種のアムールヒョウ

アムールヒョウは全世界で、野生で生きている生息数は2019年現在、60未満とされています。

国際自然保護連合(IUCN)が定めた、アムールヒョウの保全状況は深刻な危機とされています。これは野生生物の絶滅危惧種の基準の中では最も絶滅の恐れがあるカテゴリーです。

体長の大きなアムールヒョウは人々に恐れられ、狩猟されてしまったといいます。アムールヒョウが野生で生きていける場所がだんだん少なくなっていき、絶滅危惧種になってしまったんですね・・・

アムールヒョウの生息数の変動

アムールヒョウは、2007年時点での野生の生息数は30頭前後でしたが、人々の懸命な保全活動により、5年後の2013年には48頭程度にまで増えました。
2019年現在は60頭未満と言われていますので、徐々に野生のアムールヒョウは増えていっています。

10年前は絶滅寸前と言われていたアムールヒョウも現在では回復の兆しを見せているのです。
数十年後にはもっとたくさんのアムールヒョウが暮らせる自然が増えているといいですね!

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