猫のマラセチア性外耳炎について〜スコティッシュフォールドの病気〜

折れ曲がった耳が特徴のスコティッシュフォールドは、普通の猫より耳の病気になりやすいです。
折れ耳の猫は、耳の通気性が悪いため、普段の耳のお手入れを疎かにすると耳の中が汚れてしまい、病気になってしまいます。

耳の中が汚いからと病院に連れて行くと、マラセチア性外耳炎と診断され、聞いたことない病名に何それ!?となってしまう飼い主さんも多いですよね。

折れ耳のスコティッシュフォールドがなりやすい猫の耳の病気の一つであるマラセチア性外耳炎は、どんな病気なのか、原因・症状・治療方法・対策についてまとめました。

スポンサーリンク

猫のマラセチア性外耳炎とは

マラセチア性外耳炎とは、耳の中にマセラチアが増殖していることが原因で、引き起こす炎症のことです。

マセラチアとは、カビ(真菌)の一種です。
マセラチアは、健康な猫の皮膚や耳の中・肛門などに普通に存在していますが、普段は悪さをすることはありません。
湿度が高い場所を好み、抵抗力が落ちた時や適した環境になると大量に増殖してしまいます。

マセラチア性外耳炎は、耳が垂れていることで、通気性が悪く、汚れが溜まり、湿度が高くなってしまうスコティッシュフォールドがかかりやすい病気とされています。

マセラチア性外耳炎の原因

マセラチア性外耳炎になる原因は、3つあります。

1.耳の中が不衛生な状態
2.体質の問題
3.他の猫から感染
マセラチアの対策方法

●耳掃除
マセラチアは湿度が高い場所を好むので、梅雨の時期に繁殖しやすいと言われています。しかし、梅雨の時期だけではなく、スコティッシュフォールドの折れ曲がった通気性の悪い耳の中は、常に湿度が高い状態です。

折れ耳のスコティッシュフォールドは、通常の猫と比べて、特に耳掃除を行うことが重要になってきます。
耳の中が綺麗でも1週間に1度は耳掃除を行うようにしましょう。

●体質の改善
マセラチアは湿度の他にも脂質を好みます。脂漏症という脂っぽい皮膚を持つ体質を持つ猫は、マセラチアを大量繁殖させやすいです。
また、アレルギー体質の猫も、弱った皮膚からマセラチアが原因で炎症を起こしやすいですので注意が必要です。
こういった体質を持っている猫は、改善をするように治療を続けなければいけません。

スポンサーリンク

●感染した猫との接触を控える
マセラチア性外耳炎に感染した猫と、舐め合うような接触をすることで、感染してしまうこともあります。
多頭飼いしている人で、1匹がマセラチア性外耳炎を発症している場合は、別の部屋で飼うか、ケージに入れ毛布などをかけておき、なるべく接触させないようにしましょう。

マセラチア性外耳炎の症状

こげ茶色または黒いねっちょりとした耳垢が大量に発生し、かゆみや臭いを伴い、炎症を起こします。

健康な猫の耳垢は目に見える色のついたものは出ません。
耳の中が汚れている場合は、動物病院に連れて行きましょう。

マセラチア性外耳炎の治療法

マセラチア性外耳炎は、病院に連れて行って治療したからといって直ぐに完治する病気ではありません。

耳の掃除と薬を耳の中に入れてもらうことを繰り返し行うことで、完全にマセラチアを駆除しなければいけません。
そのため、長い期間の通院が必要になります。

また、病院だけでなく自宅でも、毎日の耳掃除と点耳薬を続けることが重要です。
1日1回以上の耳掃除、1日1〜2回の点耳薬を続けることで、マセラチアを駆除していきます。
点耳薬の頻度は、薬を貰った病院の獣医さんの指示に従ってください。

マセラチアを完全に駆除するまで、根気よく通院と自宅での治療を続けなければいけません。
ちなみに治療費は、高額なものではなく、1回1000〜2000円ほどで収まることがほとんどです。

また、保険会社によっては保険を適用している場合があるので、ペット保険に加入している方は保険会社に電話などで確認してみましょう。

スコティッシュフォールドは要注意!

マセラチア性外耳炎は折れ耳のスコティッシュフォールドがかかりやすい病気ですが、耳掃除をしっかりと行うことで、発症を回避することは出来ます。
折れ耳のスコティッシュフォールドを飼っている方は、日々の耳のお手入れを欠かさないようにしましょう。

ペットショップから迎えたスコティッシュフォールドの子猫は要注意!

ペットショップから購入したスコティッシュフォールドの場合は、まずは耳の中のチェックをしましょう。

ブリーダーから購入した子猫であれば、しっかりとしたお手入れをしている方も多く、マセラチア性外耳炎を発症することは稀ですが、ペットショップの場合、耳掃除を疎かにしているところもありますので要注意です。

出来るなら購入前に、耳の中のチェックをして、汚れがないかを確認するといいでしょう。

まとめ

マセラチアは常に猫の体に常駐している身近なカビ(真菌)ですが、マセラチア性外耳炎は、一度発症してしまうと治るまで、かなりの時間と継続的な治療、そして通院費用がかかります。

マセラチア性外耳炎は発症する前に普段のお手入れで予防することが可能な病気です。

特に折れ耳のスコティッシュフォールドを飼っている飼い主さんは、耳掃除を疎かにしないようにしましょう。

スポンサーリンク