犬の散歩は必要ですが、猫は散歩してもいいのでしょうか?
もし飼っている猫がお外が気になっているのなら連れていってあげたくなりますよね!
ペットで飼っている猫を散歩させてもいいのか、猫にとって散歩の必要性はあるのかをご説明します。
猫に散歩は必要?
結論から言うと室内で飼っている猫に散歩は必要ありません。
猫は狭い場所でも居場所をつくり、上手に生活できる生き物です。
外に出さなくても犬のようにストレスを溜めることもなく、快適に過ごすことが出来ます。
むしろ猫を散歩させるのは控えるべきです。
完全室内飼いの猫を散歩させることにより猫は外に興味を持ち、脱走の確率も高まります。
一度猫を外に出しまったことにより、毎日窓の外を見て鳴き続けて出してアピールをするようになったり、少しの隙間があれば脱走を試みるようになることもあります。
そして、もう一つ、猫を散歩させない方がいい理由として、散歩中に猫が逃げてしまう危険性があることです。
猫は体が柔らかく、いざ自分の身に危険が及ぶと首輪なんて簡単にすり抜けてしまう猫もいます。
例えばすれ違った犬に吠えられて、びっくりして逃げてしまい迷子猫になったケースもあります。
猫は警戒心が強いため、一度警戒モードに入るとどこかに隠れて見つからなくなってしまうことも多いです。
外には野良猫や車などの危険も多いため、極力、外に出さないことをお勧めします。
外に出たがる猫をベランダに出すのは?
散歩は猫にとって、必要ないことで、なるべく行わない方がいいことは紹介しましたが、ベランダに出すことはしても良いのでしょうか?
こちらも結論から言うと猫をベランダに出すのはNGです。
猫をベランダに出すことによって外の世界への興味が強くなる可能性があります。
先程も申し上げましたが、外の世界に興味を持ち出すと脱走の確率も高くなります。
僅かな隙間があれば猫は脱走可能です。
また、外には猫にとって有毒な植物や、蚊などの虫がいたりなど危険がいっぱいです。
高層マンションなどのベランダは脱走しても外に出れないからといって出しても問題ないと思う方もいらっしゃいますが、2階以上のベランダは猫にとって危険ですので絶対に出してはいけません。
猫はジャンプ力があり、軽く塀を乗り越えてしまうでしょう。
そういった猫が怪我や落下死してしまったというケースも多いです。
流石に2階以上の高さから落ちると猫もうまく着地出来ないことも多いです。
また、猫は高いところが好きなので、塀に登ろうとしますし、意外と足を滑らす猫も多いです。
また、集合住宅の場合、隣の部屋のベランダに行ってしまうなどの危険もあります。
外に出たがる猫の対策
やっぱり外の世界は気になるもの。
外に出たがる、外に興味を示す猫は多いと思います。
しかし、いくら猫が外に出たがっていても、決して外に出してはいけません。
外に出たがる猫は、窓をあけ、網戸にすれば、満足して外を観察することが多いです。
その場合は猫が網戸を開けられないように二重ロックするなど工夫をしてください。
飼い主さんが出入りする時に脱走を試みる猫もいます。
そういった時に脱走させないように、猫の脱走対策をしておきましょう。
二重扉にすることや、ベランダの隙間を埋めること、ベランダから落下しないよう網を張っておくことなどが例です。
まとめ
猫の散歩の必要性についてご説明しました。
猫に散歩は必要はないです。
むしろ、猫を不用意に外に出すことは控えるべきでしょう。
猫がどれだけ外に出たがっていても、ベランダを含め、猫を決して外に出さないことが飼い主にとって大切な責任となり、大事な愛猫を守ることにもつながります。