子猫が病気に感染しないために絶対に必要なワクチン接種。
動物病院やペットショップによっては、猫の初年度のワクチンは3回必要と言っているところや、2回で十分と言っているところがあります。
子猫のワクチン接種は本当は何回打つべきなのか、3回目のワクチンは必要なのかを獣医さんに確認してみました!
子猫にワクチンを接種する時期は?
子猫にワクチンを接種する時期は、生後2ヶ月を過ぎた頃(生後8〜10週頃)を目安に1回目のワクチン接種を行います。
2回目のワクチンの接種時期は、1回目のワクチン接種から1ヶ月後に接種します。
子猫のワクチン接種の正しい回数は?
上記に記載したように生後2ヶ月を過ぎた頃に1回目を接種し、1ヶ月後に2回目を接種することで、細菌やウイルスの病気の感染を防ぐ抗体を作ることが出来るのです。
つまり、子猫のワクチン接種は2回で十分と一般的には言われています。
しかし、本来2回でいいワクチン接種を3回することを推奨するペットショップや獣医さんがいますよね。
実は、「ワクチン接種を三回してください」と推奨する理由がちゃんとあります。
子猫のワクチン接種を三回する理由
先ほど、「子猫の1回目のワクチン接種は生後8〜10週頃」と言いましたが、1回目のワクチン接種を生後2ヶ月になる前にすることがあります。
その理由は、ブリーダーからペットショップへ引き渡す際や、ブリーダーから直接購入する場合、生後49日(生後7週)までは親猫から子猫を引き離すことは動物愛護法で禁止されているため、生後49日以降に子猫は販売されます。
子猫が販売される時には必ず1回目のワクチン接種を完了させた後に買い手に引き渡しとなるため、ペットショップにいる子猫達は、大体生後7週頃に1回目のワクチン接種をしています。
この場合、1回目のワクチン接種が生後2ヶ月前になっており、これを慣らし(1回目に含めないワクチン接種)と捉え、3回目のワクチン接種を必要と推奨する場合があります。
もし生後2ヶ月ちょっと前など1回目に含めてもいいか微妙な時期にワクチン接種をした場合、3回目を打つべきなのか迷ってしまいますよね。
ワクチンを多く打つ分には、打たないよりは抗体がしっかり作られるため3回目を接種しても問題は無いと言われています。
しかし、猫を病院に連れていくストレスや、接種費用、可能性は低いですが副作用のリスクがあることは念頭において、獣医さんと相談して3回目のワクチンを接種すべきか判断しましょう。
まとめ
子猫のワクチン接種について、正しい時期と回数について、獣医さんに確認したことをご紹介しました。
・ワクチン接種の1回目は生後2ヶ月過ぎた頃 ・子猫のワクチン接種は本来は2回で十分 ・1回目の接種時期で3回接種する場合もある ・ワクチンを3回打っても体には影響はない
いずれも、子猫のワクチン接種は、危険な感染症から守るため絶対に必要なことですので、正しい時期にワクチンを接種してあげましょう!