猫は言葉を話せないから気持ちを読み取るのは難しい、実はそんなことは無いんです!
猫は言葉を話せないかわりに、しっぽで気持ちを読み取ることが出来るのです!
猫のしっぽの動きで機嫌や気持ちを読み取るポイントを紹介します。
しっぽの動きで分かる猫の気持ち
猫のしっぽの動きを注意してみてみると、いろんな動きがあります。
これは猫の気持ちがしっぽに現れているのです。
よくある猫のしっぽのパターンでどんな気持ちなのか、その時に飼い主が取った方がいい行動を紹介します!
●しっぽをピーンと立てている
猫がしっぽを上にピーンと垂直に立てている時は甘えたいサインです。
ご飯が欲しかったり構って欲しかったりする時にしっぽを立てて甘えてきます。
足元をスリスリしてくる時、しっぽをよく見ると垂直に立っていると思います。
犬とは違って猫はしっぽを振って甘えてくるわけではないのです。
しっぽを立ててニャーと鳴いてる時は思いっきり構ってあげる、またはご飯をあげると猫は喜びます。
●しっぽの毛を逆立てている
しっぽの毛がボワッッと逆立てている時は2つの場合があります。
威嚇している時とびっくりした時です。
いきなり大きな物音がしてびっくりした時や、知らない人・ほかの猫などに威嚇している時、しっぽがボワッッと大きくなります。
この時は猫には無闇に触れたりしないことです。
引っ掛かれたりする場合があります。
しっぽが元の大きさに戻るまではそっとしておいてあげましょう。
●しっぽが垂れ下がり足の間に挟んでる
しっぽが下に垂れ下がり、更に足の間にしっぽを挟んで隠してる場合は、猫はかなりの恐怖を感じている場合です。
自分より強いと判断した猫に遭遇した場合や、猫にとって嫌いなもの(掃除機やドライヤーなど)に恐怖を感じている場合に、このようなしっぽになります。
猫がこのようなしっぽをしている時は、原因のものから遠ざけるよう逃げ道を確保してあげ、なるべく触らないよう落ち着くまでそっとしておいてあげましょう。
●しっぽをバタバタ激しく振る
しっぽをバタバタ激しく振っている時は猫がイライラしている時です。
たとえば、飼い主さんが猫が喜ぶと思い撫でている時にしっぽをバタバタしているのは、実はイライラしている時なのです。
「僕に構うな!」って言っているイメージですね。
また、抱っこしている時にしっぽを振っているのは、抱っこを嫌がっているサインです。
猫のしっぽの動きをよく観察し、しっぽを激しく振っている時は構わないようにそっとしてあげることが大切です。
●しっぽが体に巻きついている
座っている時や寝ている時にしっぽが猫の体に巻きついている場合は、リラックス状態のときです。
リラックスして落ち着いている状態のため、優しく撫でてあげたりするとすぐに寝たりすることもあります。
●しっぽが山の形になる
しっぽの付け根の部分が盛り上がり、山の形になっている場合は興奮状態のときです。
よく、子猫に見られる部屋中を全力でダッシュしながら大運動会をしている場合にそのようなしっぽになります。
このような場合に抱っこしたり撫でたりしようとすると噛みつかれたりするので注意しましょう。
おもちゃなどで遊んであげると喜ぶ猫ちゃんもいますよ!
●しっぽをゆっくり振る
屈みながら、または、座りながらしっぽをゆっくり大きく左右に振っている場合は、ご機嫌な時や考えごとをしている時、何かに興味深々な時です。
こう言った場合は猫にゆっくり考えさせてあげることが大切です。
触ったりするとイライラしたりすることもあるので要注意です。
猫がしっぽをパタパタ振るときの気持ちは喜んでいるわけでなない!
私たちはどうしても「犬が喜ぶとしっぽをパタパタ振る」というイメージが強く、猫もしっぽを振れば喜んでいると勘違いする人も多いです。
実は猫はしっぽを振っている場合は、ネガティブな場合が多く、嫌がっているサインやイライラしてるから触るな!と言っている場合が多いのです。
猫のしっぽの動きを観察して気持ちを読み取ろう!
猫は気持ちが分かりやすい動物で、しっぽの動きを注意して観察すれば、どのような気持ちでいるのかがよく分かります。
しっぽの動きをみて、猫の気持ちを読み取り接してあげることで、猫も楽しく毎日を過ごせるようになると思います。
ぜひ、皆さんも猫のしっぽの動きをみて接してみてはいかがでしょうか?